2013年5月23日木曜日

71. 杵の川の商品紹介 3 本醸造

杵の川の売上数量、売上高で最も多いのが本醸造 杵の川です
本稿62号の日本酒の分類の中で 醸造用の糖類を使用せずかつ醸造用アルコールも
使用制限(白米1000㎏当たりアルコール120ℓ)の範囲内で使用したものを定義しています

弊社は30数年前(昭和55年)に 東彼杵町の丁子屋醸造㈱と諫早市の黎明酒造㈱が合併した会社で主要な銘柄も恵美福、黎明、雲仙など多く、また当時は消費数量の減退もありブランド戦略の見直しを迫られました

そこで杵の川を弊社の中心的銘柄に集約する戦略に着手しました
その時に杵の川の酒質の設計を当時日本酒の主流であった醸造用糖類を添加した普通酒から
脱却し糖類不使用でなおかつ醸造用アルコールも減らし すっきりとのど越しが良く味わい深い
日本酒をめざし現在の商品が出来上がりました

発売以来おおよそ20年で当社の売上高の70%を占めるまでになり合併当時の太陽酒造から
現在の社名に変更し地域の皆様にご愛顧いただいております
本醸造の最高位商品 超杵の川 酒呑老子一押し
 
辛口杵の川は飲食店様に高い評価を受けています



定番商品 本醸造杵の川 軽快で味のある長崎の酒と好評


非加熱の生酒 県内で最も売れている 冷で飲む酒

2013年5月20日月曜日

70. 杵の川の商品紹介 2 純米酒

杵の川の純米酒は文字通りお米のみを原料とした日本酒です、日本酒の原料には本稿62号の日本酒の分類で記載のように、原料アルコールや醸造用糖類が使用できます、使用原料と  使用量によって名称が異なります (本稿 62号日本酒の分類を参照)

純米酒は深くて濃い味が特徴です、日本酒の消費量が伸び悩む中で純米酒は着実に伸びており、日本酒愛好家の本物志向が顕著に表れているようです

弊社の純米酒のラインアップは以下の通りです

創立100周年を記念して一般公募で名前を募集した商品
ききょうのくらと読みます 

純米酒は杵の川と評判高い定番 杵の川純米酒

長崎県を代表する純米酒にとの願いを込めた 出島の夢

竜馬が飲んでいた江戸時代の日本酒造りを再現した諸白純米 丁子屋
ボトルはコンプラ瓶と呼ばれた当時の輸出用ボトルに詰めている
 

酒造専用の山田錦など高価な原料米で仕込んだ高級純米酒
上品で深みのある味わいが特徴 杵の川 特別純米酒

2013年5月10日金曜日

69. 長崎夏純吟

このところ5月にしては気温の高い日が続いています、暦の上では立夏を迎え25℃を超す夏日もあります 温度差が激しい時には風邪ひきなどに注意が必要です

ところで日本酒の海外での評価がずいぶん高まっています 特にヨーロッパでの日本酒は
これまでになく関心が高まっており 各種の見本市やレストランで独自の試飲会の開催など
でグレードの高い商品が紹介され消費も好調に推移しています
その要因の一つには日本食の進出が大きく貢献しています 食と酒が一体となってヨーロッパで
評価されています

杵の川では5月より夏向きのお酒 純米酒 「長崎 夏 純吟」を発売いたしました
この商品は日本酒造り専用の原料米で「雄町 おまち」を使用した純米吟醸で
非加熱で加水していない原酒です
加熱殺菌をしていないため香が高く冷やしてワイングラスでその香りをお楽しみください

純米吟醸の定義やお酒の分類は このブログの62号に掲載しています
夏向きの涼しい淡いブルーの瓶と 日本酒感覚を脱ぎ去ったラベルにはオランダ風車と向日葵を配した斬新なデザインです

  これ日本酒かい???  酒呑老子のつぶやき
品名 長崎夏純吟 価格1.8ℓ 3000円  720ml 1800円



2013年5月8日水曜日

68. 元気になる街諫早

酒呑老子的考察 元気になる街諫早論

昨年ロンドンオリンピック・パラリンピックで諫早出身の4人の選手の活躍は皆様の記憶に
まだ焼き付いていると思います
体操の金メダリスト内村航平君、マラソンの藤原新君、競歩の森岡紘一朗君とパラリンピック
車椅子マラソン副島正純君の4人の選手です

かつて諫早のような地方都市で一つの大会で4名もの選手を出した都市があるでしょうか?
寡聞にして酒呑老子はそのような都市があるとは聞いていません
これは決して偶然ではありません 諫早にはこのような逸材を生む力が潜んでいるからです

その力とは清冽な水で産湯をつかい、神秘の力を秘めた霊山や霊場の霊験あらたかな土地に遊び 豊富な諫早特産の農産物や鰻、すっぽんなど活力みなぎる食材を食し育てられ
そしてたゆまぬ自身の努力と精進の結果です

そもそもスポーツと信仰の関係は太古の昔より深く オリンピックはギリシャのオリンピアの神々に人々が様々な競技を奉納したことに始まりました
日本でも相撲の発祥は野見宿祢という力持ちが神社に奉納したのが始まりと言われています

このことは一つの象徴的な事例です
諫早人はこのような土地に育まれ老いも若きも元気です
諫早以外の皆さんも諫早に来ていただければ元気のおすそ分けに与かることができます

       元気をもらいに諫早へ行こう !!!!


浄財7,000万円をかけて復興した金泉寺をはじめトレッキング名所が多い


諫早の眼鏡橋、千年の歴史の諫早神社など歴史の古い寺社

諫早の食と食材は元気の源ばかり



  






2013年5月6日月曜日

67. 轟峡山開き

例年5月1日は多良岳の麓 轟渓谷の山開きです、近年多良山系へのハイキング、トレッキングが大変増加しており期間中の無事故安全を祈願する祈願祭が、宮本諫早市長をはじめ多数のご来賓のご臨席のもと 諫早観光物産コンベンション協会の主催で開催されました

不肖私が協会の会長の役目上ご挨拶をさせていただきました
そのなかで今年初めて強調させていただいたいたことがあります
轟渓谷や多良岳の魅力のPRもさることながら
それは諫早の観光のコンセプトに 元気になる街 諫早 と位置づけたことです

思いつきのようですが昨年10月諫早市の補助で新しい諫早の観光ポスターを作成したとき
日ごろ模索していた諫早の観光の切り口にどうかとその思いを強くしました
その1つが多良山系の深い山を背景に山岳信仰の重要拠点を配し
        山の力、息づく パワースポット 
 を キャッチコピーとしたこのポスターから次々と 諫早の元気の源が湧き出してきました

諫早に来れば元気になる、その証拠を次号でご紹介いたします 乞う ご期待 !!
楊柳の滝
諫早の観光ポスター
楊柳の滝に彫られた磨崖仏



 

2013年5月2日木曜日

66. ワイングラスで美味い日本酒

日本酒の評価は自薦、他薦、いろいろあります、個人の好みと言ってしまえばそれまでですが
日本酒のプロあるいは専門家はある基準に従って評価をします

国内では各国税局主催(全国11か所)の酒類鑑評会や5月に広島の酒類総合研究所で開催される全国新酒鑑評会が良く知られています
このコンテストは国税庁所属の技官と酒類業界のきき酒に堪能な方々によるコンテストです

一方では前述の鑑評会と違ってもっと自由にいろんなジャンルの日本酒の楽しみ方のコンテストも最近開催されています
その一つ酒文化研究所が主体で開催された「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」の表彰式と楽しむ会が4月22日 東京のアカデミーヒルズで開催されました

おおよそ200社から300点以上の日本酒が出品され弊社の「杵の川 生原酒」が金賞を受賞いたしました
このお酒は酒造期間のみの限定販売で、蔵開きで最も人気の高いお酒です

  本年分在庫僅かとなりましたお試しあれ !!!