2012年8月30日木曜日

12. 台風一過

台風15号も沖縄、鹿児島を除くと大きな被害もなく通り過ぎました、しかし勢力が大きかったせいか通過後も雨風は結構な勢いでした。2日後の昨日29日琴海町にあるオーシャンパレスで小さなゴルフコンペに参加してました。8:30スタートで休憩なしで13:30には終わりました。その間諫早地方は土砂降りだったとか!!!わずか30㎞しか離れていないのに琴海町はほとんど降りませんでした。Lucky !!!!!!
スコアは? まーそこそこでした

2012年8月27日月曜日

11. 大物来襲

TV,新聞で騒がれていますが今回の台風15号は観測史上最大級の規模ということです。沖縄、鹿児島の映像を見てもわかります。昨日夕食は外食でした。

諫早の南部橘湾を望むレストランから嵐の前の異様に美しい夕焼けを見ました。携帯のカメラで粗い画像ですがご覧ください、備えあれば憂いなしくれぐれもご用心。

2012年8月23日木曜日

10.お酒の神様 松尾大社

日の本には八百万の神様がおわします。私達醸造にかかわる者は京都嵐山近くにある松尾大社を大事に祀っています。この社の神様は大山咋神(おおやまくいのかみ) と申されます。
全国にはこの分社が1300社あるといわれています。
諫早にも江戸末期に酒屋仲間が諫早市小野にある金毘羅山の頂上付近に石つくりの祠の分社があります。昭和56年弊社の合併記念事業として長年荒廃していたこの社を酒類業者、小野地区町内有志、JA諫早などの関係者で浄財を募り、大修復を行い、以来酒造祈願祭をおこなってきました。改修以来30年が経過し境内の大楠が成長し、石垣、石段を押し上げ倒壊の可能性が高まってきました。
 このたび新たに関係者協力し募金活動を再開し早期の改修工事を行う予定です。ご覧になっていない方1度はお運びになっては。山頂からは諫早の中心部が一望できます、また8合目まで車で登れます。 
                                          
                                         
このたび新たに関係者協力し募金活動を再開し早期の改修工事を行う予定です。ご覧になっていない方1度はお運びになっては。山頂からは諫早の中心部が一望できます、また8合目まで車で登れます。

 京都嵐山の松尾大社                           楠の根っこで持ち上がった石段


  

 

2012年8月22日水曜日

9.藪入りパート2

先週お盆休みに大昔の商家の慣習であった藪入りをご紹介いたしました。
たまたまその数日後タイミング良く藪入りを読み込んだ俳句をしたためた情緒あふれる残暑見舞いを頂戴いたしました。差出人にご了解をいただきご披露いたします。

藪入りや 蟹ゆでる間に ひとねむり

                         藤尾

この句は長崎市銀屋町にある 小料理店 長崎おばんざい 紫織庵のおかみさんのお母様が
読まれた句だそうです。風流を壊しそうな感想ですが、つかの間の里帰りを喜ぶ母親の心情と察します。

2012年8月20日月曜日

8.鏡開き

8月18日に本年6月に認可された長崎新幹線諫早、長崎間の工事起工式並びに式典が開催されました。 長期間の陳情活動と関係者の多大なご努力がようやく実現いたしました。起工式の模様は、TV,新聞で報道されました。式典会場では関係者40数名による盛大な鏡開きが催されました。会場のホテルニュー長崎様からご発注いただきましたが、これほど壮観な鏡開きは弊社としても過去最大級でした。鏡開き は古くより祝いの儀式になくてはならないものでした。神様よりのお下がりのお酒で邪気を払い、ハレの日を祝うのに欠かせないのが日本酒です。ビール、スパークリングワインで乾杯すると幸せがと消えてしまいます。 乾杯は日本酒で!!!
                    

2012年8月17日金曜日

7.真夏の酒蔵

 杵の川の酒蔵の所在地諫早市土師野尾(はじのお) 町は市の南部に位置し、名の表す通りかつては土器の産地でした、弊社の周辺にも粘土の地帯があります。南北に延びる浅い谷間で、冬場は谷を渡る冷たい風で酒造りには最適な環境です。
夏場も市街地と比べると2~3°cは気温も低いようです。
敷地内には草木も多くこの時期は百日紅(さるすべり) が美しく上品な紫色に咲いています。
静かな夏の酒蔵のアクセントになっています。

2012年8月15日水曜日

6. 藪入り

夏休みでひっそりとした事務所で徒然なるままに!!!
昭和40年代の初め大学を卒業し大阪府八尾市の酒問屋に就職しました。その会社は㈱飯田商店といい関西では有名な問屋さんです、別名飯田学校と言い全国から酒関係の子弟が教育、修行を兼ね勤務していました。当時グループ全体で300名を超す社員で20名近くが預かりと呼ばれる子弟でした。厳しい躾と仕事の基礎を学ぶことができました。
この会社にはOBで酒店を営む方々が藪入り(養父いり?)会という会をつくり、会社と会員が親しく交流をしていました。創業者が大変な苦労人で一代で築き上げた会社でしたが、古き良き伝統を堅持され内外の皆さんから敬愛されていました。
正月とお盆わずかな休暇で里帰りが楽しみでした、この時期になると藪入りの言葉を思い出しますが、落語にはありますがこの言葉も死語でしょうか。

2012年8月14日火曜日

5.冷酒

親の小言と冷酒は後で効く!!!
この格言は今や死語と化したかもしれません。若いうちは親子の衝突が絶えず我が家も結構激しい舌戦となります、しかし年寄りが必ずしも正しいとは限りませんが、やはり年の功キャリアの分だけ良いことを口にしますが若者の耳には入っていきません、歴史は繰り返す、自分を振り返ってみても反省しきりです。
ところで一口に冷酒といいますが常温から冷やした温度によって呼び名があることはほとんど知られていません、酒屋のPR不足です!!

涼(すず)冷え 15°C 前後
花冷え     10°C 前後     なんとも麗しい表現

最近は冷蔵庫が良く効き低い温度になりますが、冷やしすぎは日本酒の良い味が隠れてしまう恐れがあります、ビールの美味い温度は8℃くらいといわれますが日本酒はそれよりちょっと高めが美味しいようです。個人の好みですが濃いめの酒はより冷たく吟醸などの端麗な酒は冷やしすぎないように気を付けてください。
う~ん 昼間っから呑みたくなったぜー








写真は杵の川冷酒セット 3,000円

2012年8月9日木曜日

4.燗酒コンテスト金賞受賞

2008年 スローフードジャパン・酒文化研究会が主催する日本酒燗酒コンテストが7月26日東京新橋の日本酒造会館で開催されました。本年で4回目となるこのコンテストで昨年に引き続き本醸造杵の川が金賞を受賞いたしました。
全国159社の蔵元から出品された341点のサンプルが市販価格1000円(720ml)の上下を分けた価格帯でぬる燗(40~45・c) 熱燗(50~55・c) の利き酒で選考されました。

本醸造杵の川は発売以来糖分無添加で切れの良いすっきりした味わいを商品の特徴としてまいりました。近年地味ながらもそのコンセプトが皆様の評価をいただいたものと蔵元一同喜んでいます。
詳しくは 2012燗酒コンテスト で検索ください。

爺ーも嬉しゅうござる!!!!!!

2012年8月8日水曜日

3.呑み切り

ロンドンのオリンピック会場では予想以上に日本人選手の健闘が続いています。そのあおりで睡眠不足になり生活のリズムが狂いそうです。
この猛暑に日本酒の話など聞きたくもないとおっしゃる向きもおありでしょうがちょっとお目を拝借いたします。
もとより日本酒のみならず酒類は時間の経過によって味や香りが変化します、貯蔵することで味と香りを最上なものに整えます、これを熟成と呼んでいます。ワイン、ウィスキーは長く熟成させるので年を重ねるという意味でAgeing エイジングと呼ばれています。
日本酒は一般的に酒造りから1年間で呑まれます、酒蔵ではこの時期、この冬の仕込みでできた原酒の出荷のタイミング、ブレンドの具合を決めるために社長をはじめ責任者がこの冬できたすべての酒をきき酒し評価と判定をするきき酒を 呑み切り とよんでいます。
わが社では7月25日社内で呑み切りを行いました、採点は3点法で 良 可 不可 の順です、
1品づつに評価のコメントが入ります、結構しんどい作業です。
やってみたい ????
夏バテ睡眠不足解消には冷やした 杵の川生酒と冷奴その上焼き茄子でもあれば最高のお膳立て、ほろ酔いでぐっすり休めるというものです。まずはお試しあれ。

 写真は8月4日に長崎県内の6社の蔵元が長崎市の物産振興協会のホールで開催した6社の純米酒のみの蔵元イベントで

今年できた純米酒の呑み切り風景です、女性を主として100名を超す賑いでした、コメントもプロ顔負けのしっかりした評価を頂きました。